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ソフトウェア(VST/AU)
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1GBのライブラリが付いてくるKOMPLETE 7のフリー版 : Native Instruments KOMPLETE 7 PLAYERS
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すっかり忘れてました。リリースから既に二ヶ月ほど経ってますが、取り上げているブログが意外に少なかったので紹介しておきます。

KOMPLETE 7 PLAYERSKOMPLETE 7 のセットの中からセレクトされた4つのプレイヤー (KORE 2 PLAYERKONTAKT 4 PLAYERREAKTOR 5 PLAYERGUITA RIG 4 PLAYER) と合計1GBのサウンドライブリ Factory Selection が付属したフリーのソフトウェアインストルメントとエフェクトのセットです。

 Windows 版 (XP/Vista/7) は VST/RTAS プラグインとスタンドアローン、OS X 版 (10.5 Leopard 以降)は AU/VST/RTAS プラグインとスタンドアローンで利用できます。


 各 PLAYER は単なるフリーのデモ版という位置づけだけではなく、別途購入できる拡張パッケージ群 KOMPLETE Instruments & Effects シリーズのプレイヤーとしても使うことができます。

4つのプレイヤーと1GBのサウンドライブラリ

» KORE 2 PLAYER
 インストルメント兼エフェクトの統合プラットフォームである KORE 2 のプレイバックエンジンを搭載した KORE 2 PLAYER には、約400MBのサウンドライブラリに150のインストルメントとエフェクトが含まれています。

  KORE 2 PLAYER の詳細はこちら (公式サイトへ)

» KONTAKT 4 PLAYER
 高性能サンプラー KONTAKT 4 のプレイバックエンジンを搭載した KONTAKT 4 PLAYER には、KONTAKT の Band、Synth、Urban Beats、Vintage、World libraries から抜粋された50のインストルメントがサウンドライブラリとして含まれています。

  KONTAKT 4 PLAYER の詳細はこちら (公式サイトへ)

» REAKTOR 5 PLAYER

 フレキシブルなモジュラー式のインストルメント作成機能で定評のある REAKTOR 5.5 のプレイバックエンジンを搭載した REAKTOR 5 PLAYER には、3つのインストルメント(パワフルな Carbon 2 Synthesizer、独創的ドラムシンセ Newscool、ドローンサウンドジェネレーター SpaceDrone) と200以上の音色プリセットが含まれています。

  REAKTOR 5 PLAYER の詳細はこちら (公式サイトへ)

» GUITAR RIG 4 PLAYER
 ギタリスト向けのユニバーサル・エフェクト・プラットフォーム GUITAR RIG 4 と同じエンジンを持つ GUITAR RIG 4 PLAYER には、アンプとキャビネットのエミュレーション、20のエフェクトとモディファイアがコンポーネントとして含まれています。

 他の3つのプレイヤーと違って本体機能は GUITAR RIG 4 と共通で、コンポーネント(アンプとキャビネット)の収録数で差がつけられています。

  GUITAR RIG 4 PLAYER の詳細はこちら (公式サイトへ)

ダウンロード

komplete7players-download2.png

 ダウンロードは Windows 版と OS X 版それぞれフォームに必要事項を入力して送信すると、ダウンロード先の URL とアクティベーションコードが書かれたメールが届きます。
 メールに書かれたダウンロード先の URL は48時間だけ有効なので、日を置いてアクセスする場合は注意。



 Windows 版、OS X 版 ともに1つの zip ファイルをダウンロードする形式で提供されるのですが、ファイルサイズが1.8GB近い特大ボリュームなので、ダウンロードが終わるまで結構時間がかかります。

 4つのプレイヤー全部は必要ない人のために各プレイヤーとサウンドライブラリの単体ダウンロードも用意されています。

インストール

zip ファイルを展開するとフォルダの中に特大サイズの統合インストーラが1つ入っています。

 Windows 版は EXE 形式の Komplete 7 Players Setup PC.exe
 OS X 版は mpkg 形式の Komplete 7 Players Installer Mac.mpkg

 それぞれダブルクリックで起動して、インストーラのメッセージに従って進めていけば特に難しいところはありません。

 4つのプレイヤーとサウンドライブラリを一括してインストールできますが、巨大な実行ファイルのためダブルクリックしてから起動するまで若干タイムラグがあります。

komplete7players-install2.png

 インストールの途中でどのプレイヤーをインストールするか選択できるステップがあるので、必要ないプレイヤーはここで除外できます。(↑クリックで拡大)

 KOMPLETE 7 PLAYERS 以前の KORE PLAYER、KONTAKT PLAYER を単体でインストールしている場合は、アンインストールせずにそのまま上書きインストールしてかまいません。

アクティベーション

新規ユーザーアカウント登録、アクティベーション(認証)、各プレイヤーのアップデートは Service Center から行います。(↓クリックで拡大)

» 新規ユーザーアカウント登録
 初めて NI 製品を使用する人はまず画面右上の「設定」にある「新規ユーザーアカウント作成」でユーザー登録をする必要があります。

 既にアカウントを持っている人は次のアクティベーションへ進めます。

» アクティベーション
 KOMPLETE 7 PLAYERS 全体で1つのシリアルコードが付与されているので、アクティベーションは1つで済みます。

 届いたメールに記載されているアクティベーションコードを入力(もしくはコピペ)して、右下の「アクティベート」ボタンを押します。

 統合インストーラを使わずに単体で各プレイヤーダウンロードしてインストールした場合は、プレイヤーごとにアクティベーションコードが付与されるので個別にアクティベートする必要があります。

» アップデート
 アクティベートが無事完了すると、アップデートを行うよう促されます。アップデートをしなくてもとりあえず使うことはできますが、最新の状態で使うことをおすすめします。

 アップデーターは各プレイヤー別々になっているので、ダウンロードしたらあとは手動で1つずつインストールしていきます。


付属のサウンドライブラリだけでも結構楽しめる構成になってますが、過去には KONTAKT PLAYER や KORE 2 PLAYER で使える単体のフリーサウンドライブラリが配布されたこともあるので、今インストールしておいて損はないかと。
(去年のクリスマスは KORE 2 PLAYER 用の HOLIDAY SELECTION 2009 が配布されたので、おそらく今年も何かあるはず・・・)

[関連サイト]
 Native Instruments


Native Instruments KOMPLETE 7

Native Instruments KOMPLETE 7

  • 出版社/メーカー: Native Instruments
  • メディア:
Native Instruments  KOMPLETE 7 ELEMENTS

Native Instruments  KOMPLETE 7 ELEMENTS

  • 出版社/メーカー: Native Instruments
  • メディア:
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10年ぶりの進化?Waldorfがソフトシンセ PPG Wave 3.V を近々リリース予定
» ソフトウェア(VST/AU) 

今年3月末にフランクフルトで開催された Musikmesse 2010 での発表から随分待たされた感がありますが・・・

Waldorf が11月3日に発表したニュースリリースによると、ソフトシンセ PPG Wave 3.V を11月中旬に、価格169ユーロ(現レートで19,000円前後)で正式リリースするそうです。
(2.V ユーザー向けのアップグレード版の提供はない模様)

[追記] 2011/02/01
2011年2月18日発売予定で、希望小売価格は通常版が 21,000円(税込)、PPG Wave2.V ユーザ向け優待版が 15,750円(税込)だそうです。
[追記ここまで]

» New launch of a classic: Waldorf delivers PPG Wave 3.V


主な特徴 (ニュースリリースから抜粋)

  • 最大同時発音数 256音 (ホスト PC のスペックに依存)
  • 8/12/32ビットのサンプル波形解像度をもつ2つのウェーブテーブル・オシレーター
  • サンプル波形はドラッグ&ドロップでロード可能
  • 8パートマルチモード
  • 12dB/24dB 切り替えのローパスフィルター (オーバードライブ付き)
  • LFO に加え3つのエンベロープがモジュレーションソースとして指定可能
  • パート別にチューニング可能なボイスモード (Poly、Dual、Quad、Mono Unison)
  • Up/Down Mode に加え独自の Cascade Mode をもつアルペジエイター
  • エフェクト内蔵(EQ、Overdrive、Phaser、Chorus、Flanger、Delay、Reverb)
  • 多くのパラメータを容易に操作できる進化したコントロールパネル
  • 殆どのパラメータをホストオートメーションまたは MIDI コントロール可能

上の項目を見る限りでは約10年の進化にしては地味な印象?
2.V ユーザーとしては気になるところですが、評価はデモサウンドを聴いてから判断したいと思います。(今月中旬にはおそらく制限付きのデモバージョンも公開されるはず)

[追記] 2010/12/10
100時間または100日間試用できる評価版がダウンロードできるようになっていました。


オリジナル PPG Wave 2.2/2.3 について



 ドイツの Palm Products GmbH (PPG) から1981年にリリースされたシンセサイザーで、世界最初のデジタル・ウェーブテーブル・オシレーターとアナログフィルターを搭載、当時としては画期的な音源方式かつ独特なサウンドと特徴的な青いフロントパネルをもつデザインで多くのキーボーディストを魅了しました。
 しかし当時 2.2 が 198万円、2.3 が250万円と高価だったため、実際に購入できた人はそれほど多くはありません。

 デジタル音源部は WaveTerm と呼ばれるモニタ内蔵の専用端末を接続して、サンプリング、ウェーブテーブルや倍音の編集などが可能になっていました。

 PPG 社は Wave 2.3 以後ヒットモデルをリリースできず1987年にあえなく倒産後、1988年に元社員達によって Waldorf Electronics GmbH が誕生しました。

 Waldorf 社はウェーブテーブル・シンセシスをさらに進化させた Microwave シリーズなど個性的な製品をリリースしていきますが再び経営危機に陥り倒産、2003年に設立された Waldorf Music AG によって2006年から正式に業務が引き継がれ現在に至っています。

Waldorf PPG Wave 2.V について



 Waldorf Electronics が Wave 2.3 をソフトシンセで忠実に再現した製品で2000年にリリースされ、当初は Windows 版と Mac OS 9 版ともに VST プラグインしか対応していませんでしたが、後のアップデートで OS X 上の VST/AU プラグイン両方に対応しました。当時の価格は32,800円。

WALDORF PLUGIN Waldorf Electronics が倒産後販売が停止されていましたが、Waldorf Music に移行後に同社のフィルター D-Pole、パーカッションシンセ Attack とセットで The Waldorf Edition として復活しました。
 価格は3つセットで14,490円というお買い得な設定でした。(Wave 2.V 単体からのアップデートは10,290円)


[関連サイト]
 Waldorf Music
 フックアップ (日本代理店)


WALDORF PLUGIN

WALDORF PLUGIN

  • 出版社/メーカー: フックアップ
  • メディア: CD-ROM
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フリーのレベルマキシマイザープラグイン : LoudMax (VST/AU)
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Synthtopia 経由の情報。
手軽に音圧がかせげるフリーのレベルマキシマイザープラグイン LoudMax を紹介。
現在のバージョンは 1.09 で、Windows が VST、OS X が VST/AU に対応しています。
この手のプラグインには珍しく Winamp 用のプラグインも合わせてリリースされています。



パラメータはシンプルに2つだけ

 効き始めのレベル(しきい値)を決めるスレッショルド (Thresh) とピークホールドレベルの上限を決めるアウトプットゲイン (Output)、あとはインプット/アウトプットとリダクションのレベルメーターだけのシンプルな UI なので使い方はすぐに理解できるはず。

同系統のフリープラグインと聴き比べ

 


 以前このブログで紹介した同系統のフリープラグイン George Yohng's W1 Limiter と比べると飽和感がより自然で、TLs Maximizer、TLs Pocket Limiter と比べるとパワフル感では若干劣るものの甲乙付けがたい感じですが、既に W1 も TLs 共に開発が停止していることを考えると、今後の改良にも期待ができる LoudMax に軍配が上がるかなと思いました。

最近は DAW に標準で同系統のエフェクターが付いてたりするので、好みで使い分けるのもいいかもしれません。
あまりに手軽すぎるのでビギナーは効かせ過ぎに注意しましょう。

[関連サイト]
 LoudMax
 Synthtopia
 George Yohng's W1 Limiter
 Tin Brooke Tales - TLs Maximizer/TLs Pocket Limiter
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500MBのライブラリが付属したSampleTank 2.5 FREEが配布開始 : IK Multimedia SampleTank 2.5 FREE
» ソフトウェア(VST/AU) 

IK Multimedia がプレイバックサンプラー音源 SampleTank 2.5 のフリー版 SampleTank 2.5 FREE を配布開始していました。
ダウンロードするには事前のユーザアカウントの登録が必要です。



 Windows XP/Vista/7 のスタンドアローン、VST/DX/RTAS プラグイン、OS X 10.4(Tiger) 以降 のスタンドアローン、AU/VST/RTAS プラグインに対応。

 以前の SampleTank FREE と違うのは本体の機能や使用日数の制限がなくなり、製品版の SampleTank 2.5 L/XL と同等になった点で、500MB(204音色)のサウンドライブラリが合わせてダウンロードできます。(製品版のライブラリは L が 2.11GB、XL が 6.43GB)

主な特徴

  • 204音色 500MB を超えるサウンドライブラリが付属 →収録サウンドリスト
  • レイヤー/ミックスが容易な16パートマルチティンバー
  • 3種類のシンセエンジン
    • STRETCH™ (フォルマント・プリサービング・ピッチシフト/タイムストレッチ)
    • ポリフォニック・ピッチシフト/タイムストレッチ
    • リサンプリング
  • T-Racks, Amplitube 譲りの33種類の強力なマルチエフェクト
    • 1パートあたり5つまでインサート/センド可能
    • マスターエフェクト装備
  • パート/マスターループシンク機能
  • 別途購入した SampleTank 2.5 L/XL、"Powered by SampleTank" 製品 (Miroslav Philharmonik, Sonik Synth 2, SampleMoog, SampleTron) の追加拡張に対応。
  • 別途購入した Xpansion Tank 2 シリーズ製品の追加拡張に対応
  • WAV, AIFF, SDII, AKAI S-1000/3000, SAMPLECELL 形式のインポート対応
  その他の詳しい仕様は Media Integration の製品紹介ページ(日本語) を参照。

ユーザアカウント登録


http://www.ikmultimedia.com/sampletankfree/download/

 ダウンロードはユーザエリアページから行うので、まずはユーザ登録を済ませておく必要があります。SampleTank 2.5 FREE のページにある赤字のリンクをクリックすると、ユーザ情報入力ページにジャンプします。

クリックで拡大 ユーザ情報は、ユーザ ID、パスワード、パスワードの確認入力、メールアドレスの4つは正しい情報を入力してください。名前や住所などその他の情報は後で変更できるので適当でかまいません。
(←クリックで拡大します)


 しばらくすると登録したメールアドレス宛に確認メールが届きます。メールに記載されている URL をクリックすればユーザアカウントの登録が完了して、IK User Area にログインできるようになります。

ダウンロード

ユーザアカウントの登録が完了したら、IK User Area にログインします。



 SampleTank 本体とサウンドライブラリは別々のリンクからダウンロードするようになっています。両方をダウンロードしたら、シリアルナンバーをを控えておくことを忘れずに。
 シリアルナンバーはコピペできるようにテキストに残しておくと後で行う認証のとき手間が省けます。

 本体の zip ファイルは Windows 用が SampleTank_FREE.zip、OS X 用が SampleTank_FREE.dmg とそれぞれ別々になっていますが、サウンドライブラリは共用で SampleTank_Free_Sounds.zip 1つになっています。

展開とインストール

zip/dmg を展開すると下のような構成になっています。
» Windows
SampleTank_FREE.zip
SampleTank_Free_Sounds.zip

» OS X
SampleTank_FREE.dmg
SampleTank_Free_Sounds.zip


 本体、サウンドライブラリそれぞれインストーラ形式なので、あとはウィザード(画面)の指示に従ってインストールしていけば特に難しいところはありません。

オーサライズ

インストールが終わったら、Authorization Manager を起動して次にシリアルコードの認証を行います。

Windows はプログラムメニューに IK Multimedia Authorization Manager があります。


OS X はアプリケーションフォルダの中に Authorization Manager があります。


 Authorization Manager のバージョンが古いときは、新しいバージョンのダウンロードを促すメッセージが出るので、指示に従ってバージョンアップを行ってください。


ここ2つは順に進むだけです。


ユーザ名とパスワードを入力します。
シリアルナンバーは入力欄に直接ペーストできないので「PASTE」ボタンを使います。


シリアルナンバーが正しければ「OK」になるので、次に進めばオーサライズは無事完了です。


以前の SampleTank FREE は本体の機能が制限されていましたが、今回製品版と同じになったのはやっぱり Native Instruments が先にフリーの KORE PLAYER/KONTAKT PLAYER を出した影響?

[追記] OS X 版でサウンドライブラリが音色選択リストに出てこない場合

SampleTank 本体画面の右側にある「PREFS」をクリックして表示されるダイアログの ROOT 「Browse」でサウンドライブラリの場所を手動で設定する必要があります。
サウンドライブラリは以下のディレクトリにインストールされています。

 ハードディスク名/ライブラリ/Application Support/IK Multimedia/Instruments
 ↑ユーザ名/ライブラリ~ ではないことに注意

[追記] Windows 版でサウンドライブラリが音色選択リストに出てこない場合
サウンドライブラリのインストーラを実行したとき、ライブラリのファイルをコピーせずにすぐに完了のメッセージが出てしまう場合は、手動で Instruments フォルダを SampleTank のフォルダ内にコピーしてください。

 C:\Program Files\IK Multimedia\SampleTank


[関連サイト]
 IK Multimedia
 Media Integration - IK Multimedia 製品 (日本語)


SampleTank2.5 XL

SampleTank2.5 XL

  • 出版社/メーカー: メディアインテグレーション
  • メディア: CD-ROM
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オールマイティに使えるパワフルなソフトシンセ : Rob Papen - Predator
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前回の BLUE レビューからかなり間が空いてしまいました。
Rob Papen の製品レビュー第三回目、今回はオールマイティに使えるソフトシンセ Predator の紹介です。(参考: 第一回目 SubBoomBass、第二回目 BLUE )

価格は179ドル。Windows XP/Vista/7 の VST/RTAS、OS X 10.5(Leopard) 以降 の AU/VST/RTAS に対応。公式サイトで30日限定のデモ版がダウンロードできます。

 リリース開始時期は2007年3月で、2008年8月にバージョン 1.5 になっています。残念ながら国内で取り扱っている代理店はなく、今のところ公式オンラインショップなど海外のオンラインショップでしか入手できません。

predator-main.png

[ここに YouTube プレイヤーが表示されます]
http://www.youtube.com/watch?v=JiX_fNPaHrE

 Predator は128種類の波形をもつ3つのオシレーター、14種類のモードをもつ2つのフィルター、40種類の入力に64種類の出力をもつ複数のモジュレーション、直列接続の3系統48種類エフェクト、さらに16ステップのアルペジエイター、モーフィングなどの機能を備えたファットでパワフルなソフトシンセです。

オシレーターセクション


クリックで拡大↓

  • 16ボイスポリフォニック
  • アナログ、アディティブ、スペクトラル、ノイズを備えた128種類の波形 (スクリーンショット参照←クリックで拡大)
  • 波形対象性のコントロール
  • フリーランニング/オシレーターシンク可能
  • ±48半音(4オクターブ)および±100セントで調整可能なチューニング
  • キーボードトラッキング切り替え
  • 個別の LFO を備えたパルスウィズモジュレーション (PWM)
  • 周波数変調 (FM) とリングモジュレーション (OSC2,OSC3 のみ)
  • 矩形波 (PWM) とサイン波を備えたサブオシレーター
  • ボリュームコントロール (OSC1,OSC2 はフィルター出力 ON/OFF 付)
 128の波形をもつオシレーターが3つもある贅沢な構成は、芯がありつつファットな音色や、異なった波形でレイヤーを組んで複雑な音色を作ることが可能。

フィルター/アンプセクション



  • アナログモデリングされた14種類のステレオマルチモードフィルター (↑スクリーンショット参照)
  • フィルタリング前に配置されたディストーション
  • 定義済みのカットオフ・フリケンシーモジュレーションによる簡単操作
    (エンベロープ、ベロシティ、キートラッキング、LFO、モジュレーションホイール)
  • 5つのパラメータ(アタック、ディケイ、サスティン、フェード、リリース)のフィルターエンベロープ
  • テンポ同期可能な6種類の波形を備えたフィルター LFO (変調度合いは32種類の入力が選択可)
  • 8種類のモード(6/12/24dB, Low/HighPass, Split1/2) を備えた独立したセカンドフィルター
  • 5つのパラメータ(アタック、ディケイ、サスティン、フェード、リリース)のボリュームエンベロープ
  • ベロシティ調整付きのボリュームコントロール
 豊富なフィルターに専用の LFO、フィルターとアンプにそれぞれのエンベロープがついたまさにお手本的な構成です。

 エンベロープは通常の ADSR 形式ではなくフェード(F)と呼ばれるパラメータが付加された ADSFR という構成になっていて、フェードを使うことでフィルターの開き具合やボリュームの変化に対して2つの山を作ることができるマニアックな仕様です。(フリーモジュレーションのエンベロープも ADSFR になっています)

ピッチモジュレーション& LFO セクション


  • 変調量は40種類の入力から選択可能 (↓フリーモジュレーションの入力リスト参照)
  • 6種類の波形が選べるテンポ同期可能なグローバルピッチ LFO (OFF~27.5Hz)
  • ベンド範囲が上限別に設定可能なピッチベンド

フリーモジュレーションセクション

predator-freemod.png
クリックで拡大↓


  • エンベロープに合わせて65種類のパラメータを変調可能(変化量は40種類の入力から選択可)
  • エンベロープタイムをベロシティまたはキートラッキングでコントロール可能
  • 6種類の波形を備えた 2系統の LFO で65種類のパラメータを変調可能(変化量は40種類の入力から選択可)
  • LFO はテンポ同期可能 (16/1~1/32t)
  • 40種類の入力を8系統のルーティングで65種類のパラメータへ変調可能(変化量は40種類の入力から選択可)
 ピッチとフリー両方のモジュレーションセクションは同社のシンセ共通の特徴ともいえる部分で、ここを使いこなすことでより複雑な音作りが可能になります。

エフェクトセクション

  • 直立接続の3系統のエフェクター
  • 48種類のエフェクト
  • MIDI テンポ同期対応
  • 2系統のモジュレーション入力からパラメータを制御可能
 シリアルに3つ使えるタイプはめずらしいのでは?
 ここにも独立したモジュレーション(しかも2系統)が付いているのが同社らしいところで、サウンド単位でフレキシブルな変化を与えることが可能。


アルペジエーターセクション


  • 最大16ステップのアルペジエイター (モジュレーションソースとしても使用可能)
  • ステップの長さは1~16の範囲で設定可能
  • スピードは BPM に連動して9種類(1/4, 1/3, 1/2, 2/3, 1, 3/2, 2, 3, 4)の倍率から選択可能
  • 16種類のプリセットパターン (Up, Down, Up/Down, Down/Up, Random, Ordered, Reverse ordered, Ordered up/down, Ordered down/up, Chord, Modulation mode)
  • オクターブは1~4が指定可能
  • スウィング/スライド変化量が指定可能
  • ベロシティは鍵盤からの入力とミックスが可能
  • ステップ単位で ON/OFF、タイ、スライド、ノート、ベロシティ、フリーが指定可能
  • 4種類 (Normal, special, Toggle1, Toggle2) のタイモード
  • MIDI サスティンペダルからラッチ可能
  • 作成したパターンの保存、読み込みが可能
  • グリッド上で右クリックすると表示される便利な編集メニュー
 ほとんどの操作はマウスで行いますが、MIDI 経由でキーボードからノートやベロシティも入力できるようになっています。
 スライドやスウィングの調整もできるので、アシッドなフレーズも簡単に作ることができます。

プレイモード/プリセットセクション

  • 8種類(ポリ, モノ1/2, レガート, アルペジオ, ユニゾン2/4/6)のプレイモード(ユニゾンはデチューン付き)
  • 4種類(Const Rate, Const Time, Held Rate, Held Time)のポルタメント
  • コードモード(記録/再生)機能
  • サウンドプレビューボタン (ノート C3)
  • 4種類のバリエーションが素早く選択できる VARIATION
  • 2つのプリセットを合成して新たな音色を生成する MORPHING
  • プリセットマネージャ
 選択した音色のバリエーションを手軽に生成してくれる VARIATION、2つのプリセットを合成して両方の特徴をもつ音色を生成してくれる MORPHING はパネルの右隅にあってあまり目立たない存在ですが、かなり使い勝手のいい機能です。


プリセットマネージャセクション


  • 800を超えるプリセット音色
  • 1バンクあたり最大128音色
  • コピー/ペースト/コンペアなどの編集機能
  • クイックブラウザ、履歴、お気に入りなどのアクセス補助機能

アドバンスドセクション

  • ビンテージシンセの揺らぎを再現したアナログパラメータ
  • グローバルチューニング
  • 6種類(1, 2, 4, 8, 16, 32)の倍率をもつオーバーサンプリングモード
  • アタック、ディケイ/リリース、ベロシティのシェイプ調整
  • コードモード再生時のストラムのタイミング調整


総評

BLUE もそうでしたが、Predator もパラメータの構成が秀逸で、しかもこれだけたくさんのパラメータが使い勝手を損ねることなく上手く収められているところはさすが。

3つのオシレーターとフィルターを使った芯がありつつファットなサウンド(特にベース系がいい)や派手なブラス、パッドなどの空間系サウンド、モジュレーションやアルペジエイター、エフェクトを多用したエキセントリックなサウンドまで、オールラウンドに使えるシンセだと思います。

[関連サイト]
 Rob Papen Inspiration Soundware
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