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ハンガリーの民族衣装の刺繍模様が音楽に生まれ変わる Sound Weaving
» 音のインスタレーション 

WIRED で紹介されていたサウンドプロジェクト Sound Weaving がなかなか興味深かったので、ここでも紹介しておきます。


© photo by Fovenyi Sandor

 ブダペストにあるモホリ・ナジ芸術大学 (MOME) の修士学生 Zsanett Szirmay による作品で、2014年のウィーン・デザイン・ウィーク (Vienna Design Week) で、その年のゲスト国であるハンガリーからの実験的プロジェクトの1つとして出展されました。

 ハンガリーの民族衣装や枕などの布製品に施されるクロスステッチの刺繍模様を、パンチカードに写し取って手回しオルゴールで再生すると、規則性のある音楽的な旋律が奏でられるというものです。


© photo by Fovenyi Sandor

 古くは手縫いで施されていた刺繍の作業は、19世紀に入って織機が発明されてからは刺繍の模様を紙のシートに穴を開けて記録した所謂パンチカードを使って半自動化され織られていました。

 Szirmay さんは、大学での機織りのワークショップでその機構を見たときに、子供の頃に遊んだ手回しオルゴールに似ていることに気が付きました。


© photo by Fovenyi Sandor

 思いついたアイディアを元に、ハンガリーの打弦民族楽器ツィンバロム奏者で作曲家の Bálint Tárkány-Kovács 氏の助けを得て、Sound Weaving プロジェクトに取り掛かりました。

 ハンガリーのシャツや枕などのほか、隣国ルーマニアのトランシルバニア地方のブコヴィナやカロタセグの衣装などの刺繍パターンを参考に、オルゴール再生用のパンチカードと、展示用のレーザーカットのテキスタイルシートが製作されました。

 Szirmay さん曰く、刺繍と音楽の作り方には、基本となるパターンを繰り返したり、上下左右を反転させたりといった手法に共通する要素があって、それは数学的で言い換えれば「見た目の良いものは、聴いても大抵良い旋律になる」のだそうです。

※ツィンバロム(cimbalom): ツィンバロンとも呼ばれ、ハンマーダルシマーと同じように金属弦をマレットで叩いて発音する打弦楽器。動画3, 4つ目に Bálint Tárkány-Kovács 氏の演奏を入れておきました



こういう類のものは音階の割り当て次第で旋律やハーモニーの印象が変わったりするので、変換の調整には手間が掛かりそう。

民族衣装の刺繍の模様は他にもたくさんあるので、国ごとや地方ごとに旋律にどんな違いでるのか(その地方の民族音階の割り当ても含めて)比べてみるのも面白いかも。


[関連サイト]
 Sound Weaving
 WIRED


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