

重低音に特化したソフトシンセ : Rob Papen - SubBoomBass
» ソフトウェア(VST/AU)
とある方と Rob Papen 社のご好意により、製品版をいくつか使わせて頂く機会を得ました。
今回から数回に分けて(不定期に)同社の製品をレビューしていきたいと思います。
ということで、第1回目はソフトシンセ SubBoomBass を紹介。
Windows XP/Vista/7 の VST/RTAS、OS X 10.5 以降 の AU/VST/RTAS に対応。
価格は119ドル。(日本国内での店頭販売は現在まだありません)
公式サイトで30日限定のデモ版がダウンロードできます。

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SubBoomBass はその名が表すように重低音域に特化したソフトシンセで、ベース系、ドラム系、パーカッション系などボトムを受け持つサウンドを得意としています。
800を超えるプリセット音色(1バンクごとに最大128音色ずつ)が収録されているので、曲を作っていて手軽に重低音が欲しいときの即戦力的な使い方に適しているといえますが、メインパネルを見れば分かるように、それだけではもったいないほどの豊富なパラメータの数々はシンセの音作りに対するこだわりを感じずにはいられません。
パラメータ構成はレイアウトも含めアナログシンセに似ています。モジュレーション関連がやや複雑な点を除けばエディット自体はそれほど難しくはありません。
同社の Predator とよく似ているので、Predetor ユーザなら違和感なく使えるのではないでしょうか。手っ取り早くエディットしたい人はイージーモード(後述)を使ってみるのもアリ。





フィルターセクション
フィルターとアンプのエンベロープは通常の ADSR 形式ではなくフェード(F)と呼ばれるパラメータが付加された ADSFR という構成になっていて、フェードを使うことでフィルターの開き具合やボリュームの変化に対して2つの山を作ることができます。(後述のフリーモジュレーションのエンベロープも ADSFR になっています)


スライドやスウィングなどの調整もできるので、アシッドなフレーズも簡単に作ることができます。

このセクションはシンセ初心者にはちょっと難しいかもしれませんが、ここを使いこなすと音作りの幅がぐんと広がるので覚えておいて損はありません。

低音用としては十分すぎるほどのラインナップが2系統用意されています。さらに、モジュレーションソースでエフェクトパラメータをコントロールしてサウンド単位でフレキシブルな変化を与えることができるので、DAW のオートメーションを使った操作とはまた違った効果を生み出します。

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メインパネルの左にある「EASY MODE」ボタンを押すと、各セクションの主要パラメータだけを変更できるパネルに切り替わります。


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波形の種類も多いので重低音以外の音域を使ったサウンドにも十分使えるはずです。
ただひとつ気に入らない点はパネルの派手な背景だけですね・・・(音には関係ないですけど)
もう少しシックな色のバージョンもあってもいいかなと思いました。
Rob Papen 社の製品を日本から買う手段は今のところ公式サイトや海外のオンラインショップだけで、日本国内の代理店がありません。新しい代理店を探しているそうなので、業界関係者で興味がある方はコンタクトを取ってみては?
[関連サイト]
Rob Papen Inspiration Soundware
今回から数回に分けて(不定期に)同社の製品をレビューしていきたいと思います。
ということで、第1回目はソフトシンセ SubBoomBass を紹介。
Windows XP/Vista/7 の VST/RTAS、OS X 10.5 以降 の AU/VST/RTAS に対応。
価格は119ドル。(日本国内での店頭販売は現在まだありません)
公式サイトで30日限定のデモ版がダウンロードできます。

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SubBoomBass はその名が表すように重低音域に特化したソフトシンセで、ベース系、ドラム系、パーカッション系などボトムを受け持つサウンドを得意としています。
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800を超えるプリセット音色(1バンクごとに最大128音色ずつ)が収録されているので、曲を作っていて手軽に重低音が欲しいときの即戦力的な使い方に適しているといえますが、メインパネルを見れば分かるように、それだけではもったいないほどの豊富なパラメータの数々はシンセの音作りに対するこだわりを感じずにはいられません。
パラメータ構成はレイアウトも含めアナログシンセに似ています。モジュレーション関連がやや複雑な点を除けばエディット自体はそれほど難しくはありません。
同社の Predator とよく似ているので、Predetor ユーザなら違和感なく使えるのではないでしょうか。手っ取り早くエディットしたい人はイージーモード(後述)を使ってみるのもアリ。
オシレーターセクション



- 6ボイスポリフォニック
- アナログタイプとパーカッションタイプを備えた55種類の波形 (↑スクリーンショット参照)
- 波形対象性のコントロール
- フリーランニング/オシレーターシンク可能
- ±48半音(4オクターブ)および±100セントで調整可能なチューニング
- キーボードトラッキング切り替え
- 個別の LFO を備えたパルスウィズモジュレーション (PWM)
- 周波数変調 (FM) とリングモジュレーション (OSC2 のみ)
- 矩形波 (PWM) とサイン波を備えたサブオシレーター
- ボリュームコントロール (OSC1 のみフィルター出力 ON/OFF 付)
フィルター/アンプセクション


フィルターセクション
- アナログモデリングされた14種類のステレオマルチモードフィルター (↑スクリーンショット参照)
- フィルタリング前に配置されたディストーション
- 定義済みのカットオフ・フリケンシーモジュレーションによる簡単操作
(エンベロープ、ベロシティ、キートラッキング、LFO、モジュレーションホイール) - 5つのパラメータ(アタック、ディケイ、サスティン、フェード、リリース)のフィルターエンベロープ
- テンポ同期可能な6種類の波形を備えたフィルター LFO (変調度合いは32種類の入力が選択可)
- 6種類のモード(6/12/24dB, LowPass/HighPass) を備えた独立したセカンドフィルター
- フィルターの接続順が選択できるフィルターパス
(直列: Osc1+2 → F1 → F2、並列: Osc1+2 → F1 / F2、分割: Osc1 → F1 / Osc2 → F2)
- 5つのパラメータ(アタック、ディケイ、サスティン、フェード、リリース)のボリュームエンベロープ
- ベロシティ調整付きのボリュームコントロール
フィルターとアンプのエンベロープは通常の ADSR 形式ではなくフェード(F)と呼ばれるパラメータが付加された ADSFR という構成になっていて、フェードを使うことでフィルターの開き具合やボリュームの変化に対して2つの山を作ることができます。(後述のフリーモジュレーションのエンベロープも ADSFR になっています)
プレイモードとピッチ LFO セクション

- 4種類(モノ/レガート/シーケンサー/ポリ)のプレイモード
- 2音、4音、6音および各オクターブ指定可能なデチューン付きユニゾン
- 4種類 (Const Rate/Const Time/Held Rate/Held Time) のポルタメント
- ビンテージシンセ回路の揺らぎを再現した ANALOG パラメータ
- サウンドプレビューボタン (ノート C2)
- グローバルチューニング
- ディケイ/リリースのシェイプを無段階に調整可能
- 6種類の波形が選べるテンポ同期可能なグローバルピッチ LFO (OFF~27.5Hz)
- ベンド範囲が上限別に設定可能なピッチベンド
ループシーケンサーセクション

- 1~16ステップのパターン
- 1/4、1/3、1/2、2/3、1、3/2、2、3、4倍単位で BPM に同期
- ステップごとにタイ ON/OFF、スライド ON/OFF、ピッチ、ベロシティ/OSC1、フリー/OSC2が指定可能
- スウィング量、スライド量、ベロシティ量、ノートレングスの調整 (全ステップ共通)
- 4種類 (Normal/Special/Toggle1/Toggle2) のタイモード
- MIDI サスティンペダルでラッチを制御可能
- ノートピッチをキーボードなど MIDI 経由で入力可能
- パターンのコピー、ペースト、アンドゥ、ファイル保存、ファイル読み込みが可能 (グリッド上で右クリックでメニュー)
スライドやスウィングなどの調整もできるので、アシッドなフレーズも簡単に作ることができます。
フリーモジュレーションセクション

- エンベロープに合わせて48種類のパラメータを変調可能(変化量は32種類の入力から選択可)
- エンベロープタイムをベロシティまたはキートラッキングでコントロール可能
- 6種類の波形を備えた LFO で48種類のパラメータを変調可能(変化量は32種類の入力から選択可)
- LFO はテンポ同期可能 (16/1~1/32t)
- 32種類の入力を4系統のルーティングで48種類のパラメータへ変調可能(変化量は32種類の入力から選択可)
このセクションはシンセ初心者にはちょっと難しいかもしれませんが、ここを使いこなすと音作りの幅がぐんと広がるので覚えておいて損はありません。
エフェクターセクション (FX)

- 直立/並列接続可能な2系統のエフェクター
- 48種類のエフェクト
(Mono Delay, Stereo Delay, Comb, Reverb, Chorus, Chorus/Delay, Flanger, Phaser, Wah/Delay, Distort, Low-Fi, Amp Sim, WaveShaper, Stereo Widener, Auto Pan, Gator, Bass Enhancer, FX Filter, Equalizer, Compressor, Ensemble Cabinet, MultiDistort, Auto Wah) - MIDI テンポ同期対応
- 2系統のモジュレーション入力からエフェクトパラメータをコントロール可能
低音用としては十分すぎるほどのラインナップが2系統用意されています。さらに、モジュレーションソースでエフェクトパラメータをコントロールしてサウンド単位でフレキシブルな変化を与えることができるので、DAW のオートメーションを使った操作とはまた違った効果を生み出します。
イージーモード

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メインパネルの左にある「EASY MODE」ボタンを押すと、各セクションの主要パラメータだけを変更できるパネルに切り替わります。
プリセットセクションとバンクマネージャ

- 800を超えるプリセット音色
- 1バンクあたり最大128音色
- コピー/ペースト/コンペアなどの編集機能
- クイックブラウザ、履歴、お気に入りなどのアクセス補助機能

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総評
重低音専用シンセとしては文句のつけようがないといっていいかもしれません。公式サイトでは Hip Hop、RnB、Dubstep 向きと紹介されていますが、今回触ってみて他のジャンルでも積極的に使えるオールマイティなキャラクターを持っている印象を受けました。波形の種類も多いので重低音以外の音域を使ったサウンドにも十分使えるはずです。
ただひとつ気に入らない点はパネルの派手な背景だけですね・・・(音には関係ないですけど)
もう少しシックな色のバージョンもあってもいいかなと思いました。
Rob Papen 社の製品を日本から買う手段は今のところ公式サイトや海外のオンラインショップだけで、日本国内の代理店がありません。新しい代理店を探しているそうなので、業界関係者で興味がある方はコンタクトを取ってみては?
[関連サイト]
Rob Papen Inspiration Soundware





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