So-net無料ブログ作成
検索選択
はてなブックマーク人気エントリー




Twitter 人気エントリー




汎用ASIOドライバ ASIO4ALLがバージョン2.9に
» ソフトウェア(音楽制作) 

汎用ASIOドライバ ASIO4ALL がバージョン2.9になっていました。
前バージョンの2.8から約10ヶ月ぶりのバージョンアップになります。

ASIO と ASIO4ALL

 ASIO4ALL の解説の前に ASIO が何か知らない人のために簡単に説明しておきます。ASIO (Audio stream input output) は Cubase で有名な Steinberg (現在ヤマハ傘下)が開発・提供する低レイテンシーのオーディオ入出力 API で、市販のオーディオインターフェイスに専用ドライバとして付属していることが多く、オーディオデバイス用 API の業界標準のひとつとして数多く採用されています。

 通常、ASIO の低レイテンシーの恩恵に与れるのは対応したオーディオインターフェイスだけなのですが、この ASIO4ALL は ASIO に対応していないオンボードのサウンドデバイスや USB オーディオデバイスを ASIO 対応デバイスにしてくれる便利な汎用 ASIO ドライバです。

 Windows は MME/DirectSound で音声を出力すると WDM のカーネルミキサーによって変換処理されます。カーネルミキサーは分解能やサンプリング周波数の変換のほかに、複数のアプリケーションから出力される音声のミックスなど、複雑な仕事を一手に受け持っているのでどうしても処理上の遅延(レイテンシー)と音質低下が発生してしまいます。

 一般的な音楽プレイヤーではそれほど問題にはなりませんが、複数トラックやエフェクト (DSP) を扱う音楽制作アプリケーション (DAW) では、これが大きな足かせになって使い勝手を悪くする原因のひとつになることがあります。

 ASIO4ALL は OS 標準のカーネルミキサー介さずに音声信号を直接オーディオインターフェイスへ送るカーネルストリーミングと呼ばれる技術を利用することでレイテンシーを最小限にしてパフォーマンスと音質を向上してくれます。

インストーラのコンポーネントの選択ダイアログ



 インストーラで注意する点がひとつ。コンポーネントの選択でコントロールパネル (Off-Line Settings) の選択チェックボックスが外されているので、そのままインストールしてしまうとプログラムメニューに Off-Line Settings の項目が出てこなくなります。

 アプリを起動せずに単独でコントロールパネルを開きたい人は、ここでチェックボックスを ON にしておきましょう。(ReWire を使う人は ReWuschel のチェックボックスも ON に)

コントロールパネル (Off-Line Settings)



 本バージョンから GUI が変更されていますが、項目自体は Ver.2.8 とほとんど変わっていません。

ASIO 対応アプリケーション実行時



 ASIO 対応アプリを起動するとタスクトレイにアイコンが表示されます。アイコンをクリックすることでコントロールパネルを表示することができます。

備考

ASIO4ALL はあくまでも ASIO 対応アプリケーションから使われるもので、インストールしたからといって全ての音楽アプリケーションのレイテンシーや音質が良くなるわけではないので、そこは勘違いないように。

[関連サイト]
 ASIO4ALL
 Steinberg Japan

[ブログ内の関連記事]
 2008/07/10 - RolandがUSBオーディオI/F「UA-25EX」の詳細を発表
 2008/06/17 - KORGとVOXが共同開発したバーチャルギターアンプ : jamVOX
 2008/01/08 - オーディオI/F付DJ MIDIコントローラー : Vestax VCM-100
 2007/07/21 - フリーの波形編集ソフト : Wavosaur
 2007/07/01 - フリーのデジタルDJソフト : Mixxx
 2007/02/28 - オンラインでセッションできる? : The Digital Musician Recorder
 2006/10/28 - ギター用USBオーディオI/F - IK MULTIMEDIA Stealth Plug
 2006/10/20 - USBギター その2 : ESI Professional JamMate UG-1
 2006/09/03 - USB 端子付きギター : iAXE393 USB-Guitar
 2006/07/31 - VSTインストの試奏に便利なCantabile(カンタービレ)
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(2)   » カテゴリー:ソフトウェア(音楽制作)




nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

PCオーディオ出力 ASIO4ALL導入(noriyukiの研究室 2009-04-29 19:17)

いまXPのPCに着けているサウンドカードはONKYO SE-150PCI 。そのままでは96kHz24bitは再生できない。そこでASIO4ALLをインストールして、いじくっていたら96kHz24bitのWAVファイルをWave spectraで(とりあえず)再生できてしまった。「Dig…[続く]

「PRODIGY HD2 ADVANCE」導入(雪太郎のつぶやき、あるいはプリンセス達の花園 2009-02-21 21:18)

PRODIGY HD2 ADVANCE 先週末の投稿でも触れましたが、サウンドカードを交換しましたので簡単に触れておきましょう。 「120dBのダイナミックレンジを誇り、最大24bit/192kHzまで対応するVIA社のオーディオコントローラーとAKM社の2チャンネル専用…[続く]

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。