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CDの曲に時々入っている16kHz付近のノイズの正体
» 音楽ネタ全般 

2、3日前はてなブックマークのエントリーで見つけたサイトに、以前から疑問に思っていたことが詳しく解説されていたので紹介しておきます。

 音楽 CD に収録されている曲をリニア PCM (44.1kHz/16it) の WAV フォーマットでリッピングして、波形編集ソフトでスペクトル(スペクトログラム)を見ると、16kHz付近に一本の帯のようなものが時々現れることは前から知っていたのですが、そのときはこれが意図的に入れられているものなのか、それとも何かのノイズが混入したものなのか分からず、あまり気にもしていませんでした。

 下に貼ったスペクトログラム(クリックで拡大)は自分が所有している某邦楽アーティストの CD の曲なのですが、15.8kHzあたりのところに連続するラインが見えます。曲の頭から終わりまで一定に入っていて、よほど静かな曲でないと他の音にマスキングされて聴き取れないような低いレベルです。



 その解説で挙げられていたのは、「おそらくスタジオのレコーディングルーム内にあるブラウン管モニターが発する水平走査周波数のノイズがマイクに乗ってしまったものだろう」ということでした。水平走査周波数のノイズとは、ブラウン管のテレビやモニターの電源を入れると聴こえる(ピーという感じの)若干耳障りなあの高周波音のことで、日本でよく使われる NTSC 規格の TV モニターでは水平走査周波数は15.75kHz です。
 自分がそこまで頭が回らなかったのがちょっと少し悔しいと思いつつ、いろいろ考えてみてもたしかに一番納得がいく原因のひとつと言えます。

 人間の耳は年齢とともに可聴域が狭くなっていく傾向にあるので、レコーディング・エンジニアがこのノイズを聴き取れなかったということになりますが、どちらかというと可聴域外で聴き取れなかったというより、ノイズのレベルが低いために他の音にマスキングされて気付かなかった可能性のほうが高そうです。(あるいは知ってて無視できるレベルだということでスルーされているか・・・)

いくらおっさんだからといって16kHzの音が聴こえてないなんてのは、レコーディングのエンジニアとしてはどうかということになりますし・・・

[関連サイト]
 AnonymousRiver Site - CDの音質について
 今回の話題以外にも音に関する興味深い考察がたくさん載っていて参考になります
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